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February 20, 2005

マンガ館

 北九州市八幡に、「マンガ館」という貸し本屋がある。小さな街の、小さな貸本屋である。その狭い店内の壁という壁に本棚が設置され、マンガがギッシリと並べられている。空間の利用効率の高さに、店長の頭のよさが伺える、と書くとゴマ擦ってるか(^_^;)。店長とはもう20年来の知り合い、ということになる。中学生の頃からそこに通っていた。私がバイトしたことのある、唯一のお店である。関東に来てからは滅多に行く事は出来ないが、里帰りの折には顔を出す。ただしここ2年以上、遼太郎出産がらみで帰省していない。ちょっとご無沙汰である。
 昔、マンガ館では夏休みの期間にマンガ大会を行っていた。マンガのイラストの大会だ。応募者は何でもいい、好きなマンガのオリジナルでも、モノマネでも何でもいいからイラストを描き、応募するのである。規定は「人間を描く事、4色以上使用すること、ひざ上以上の全身を描く事」となっていた。描かれた作品は店内の天井なんかに貼り出されるのだが、これが嬉しかった。昔はインターネットなんて無いから、表現する場なんて無かったのである。東京にはコミケットなんてのもあったろうが、地方のコドモにはそんなところに参加する資金なんか無いのである(最近は違うようだが)。大会賞品は画材等であったが、私も賞をもらう事が出来た。そして今でもその画材が手元にある(笑)。しかしもう、ここ数年触ってない。あの頃の絵は今でも貼り出されているだろうか…。
 マンガ館のマンガ蔵書量は尋常ではない。絶対量はまんだらげなんかに負けるだろうけど、およそ普通に発売されたマンガは全て在庫にあるんじゃないだろうか?というイメージがある。金魚屋古書店のようなイメージというとわかりやすいだろうか(逆にわかりにくかったりして)。ひょっとしたらモデルとして使ったんじゃないかと疑ったくらいだ。まぁ昔ながらの貸本屋、古本屋なんて似たようなイメージを持つものかもしれない。
 しかしながら、ぐぐってみると、古い本を売り出しているらしい事がわかった。あくまで貸し本屋である。貸し出せない本は不良在庫ということになるであろう。しかし、非常に勝手ながらの感想だが、寂しい。と言うか、子供の頃の思いでが、少しずつ切り売りされている気分である(自分の本じゃないのに!(笑))。私が財産家だったら全部買うのになぁ。
 昨日、カウンタをふと見たら758だった。ナゴヤ。実はマンガ館での私の会員番号がこの758番だったので、突然思い出した次第…。

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