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March 16, 2005

さらば宇宙戦艦ヤマト(文庫版) 1~2巻

 宇宙戦艦ヤマトに関しては、もはや今更語る物語でもあるまい。それこそホンの子供の頃から大好きだった。最も好きなのはイスカンダルに赴くファーストシリーズ。ガンダムじゃないけど、ファーストシリーズなんて言うのかな?それはさておき。
 「さらば」に関しては、映画とテレビで結末が違っている。ひおあきら版は映画版のそれである。ヤマトが、白色彗星帝国・超巨大戦艦に特攻するシーンで終わっている。TVシリーズの最後が書き換えられたのは、その後のヤマト製作に向けたつじつまあわせであった、と昔何かで読んだ記憶がある。
 ヤマトが特攻する解説を自己犠牲の美、と解説した映画評論家がいた。日本人の美意識に合っている。だからウケたのだ、と言っていた。わかる様な気もするし、違うような気もする。ファーストのイスカンダル往復29万6千光年の旅は無事生還した。物語としてはこちらの方が面白いと思うが、宇宙戦艦ヤマトは総じて自己犠牲を描いたシーンが多い。物語の本質的な面白さは自己犠牲とは違う次元での話だと思うが、自己犠牲がその面白さをより引き出している事実は否めないかもしれない。しかし特攻を賛美するようなイメージとは考えたくない。
 話は変わるが、久々に漫画版「さらば」の話を読んで、やや辟易した。古代たちは宇宙からのメッセージを確認するために出発したいが、首脳からは認可されず、しかもヤマトを廃艦にされてしまうと聞く。危機感を抱いた古代と仲間達は、反乱行為と自覚した上で勝手にヤマトを発進させてしまうのだった…。このくだり、今更ここで書くまでも無い有名なストーリーな訳だが、以下の問題点に気がつく。

1.巨大な武力である戦艦を私有化。
2.軍人が政治の手を離れ行動。シビリアンコントロールの完全無視。
3.古代という個人の元に集う軍閥化の推奨。
4.反乱行為と自覚して犯罪を犯すことをカッコよく描いている。

 当時諸外国はじめ、この話をきらいだ!と言った人の気持ちがわかったような気がする。…辟易したのは、このシチュエーションに対してではなく、それを考えた自分に対して。そういう目で宇宙戦艦ヤマトを見てしまうようになった自分がちょっと嫌になったり。そして少し年寄りに感じてしまったのですよ…。

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「アニメ・コミック」カテゴリの記事

Comments

はじめまして、こんばんは。
拙ブログにコメントいただきまして、ありがとうございました。それにしてもトラックバックを間違えていたとは、なんとも失礼しました。今度は大丈夫ですよね。私は自分の思い出メインで書いてしまったので、竜馬さんのような記事も面白いなと思ったんです。見る人が色々な記事を読めた方がいいだろうと思って。
では、今後もよろしくお願いします。お暇がありましたら、当方にも遊びにいらして下さいね。

Posted by: REALLIFE | April 13, 2005 at 09:50 PM

 REALLIFEさんこんにちは。
 ”さらば”の、ひおあきら版の文庫本が発売されていたので、久しぶりに読んだら色々思い浮かんじゃいまして、先の様な記事になってしまいました。昔は単純にヤマトの活躍をワクワクしながら見ていただけだったのに、今は妙に斜に構えて見てしまうというか、そういう見方をしてしまった自分がトシ食ったなぁ、と思いまして…。
 ”さらば”で私が一番好きなシーンはやっぱり地球を発進するシーンです。単純ながら(^_^;)。
 今後ともよろしくお願いします。

Posted by: 竜馬 | April 14, 2005 at 08:33 AM

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声の出演:富山敬(古代進)、麻上洋子(森雪)、      納谷悟朗(沖田十三)、仲村秀生(島大介)、      青野武(真田志郎) 監督:松本零士/舛田利雄 製作総指揮:西崎義展 音楽:宮川泰 1978年の劇場版アニメです。 前作、TV版のまとめ版映画(笑)から一年後ですから、結構早い新作でした。この映画はヤマト史上空前の大ヒットになりましたよね。私はヤマトではこれが一番好きです。やはり、これでヤマ... [Read More]

Tracked on April 13, 2005 at 09:37 PM

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