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April 07, 2005

戦艦大和の最後

 ちょうど今から60年前の今日のこと。戦艦大和が沈んだ。昭和20年4月7日14時22分の事で、3000名以上の人々が艦と共に海に消えてしまった。
 先日、この「戦艦大和の最後」を本屋で何気なく見つけ、表紙の爆撃を受ける大和の写真を見て興味を持ち、購入した。並みいる数十冊の未読本を何気なくすっ飛ばして読み始め、読み終わったのが昨日の事。本の中で偶然、沈んだ日が近い事を知った(宇宙戦艦ヤマトその他で目にしていたはずだけど)。ひょっとしたら本の発売をこれに合わせたのかもしれないけど、まぁ偶然だなぁ、と思ったわけで。
 物語は、大和乗組員であった作者の体験記として綴られている。作者は右舷側五番高角砲塔に配属されていたそうだ。マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦を経て沖縄特攻にも参加している。当然、大和が沈む際も現場に居た。九死に一生を得た時の事も描かれている。
 また、沖縄特攻時(沈没直前)の大和の航空写真がいくつか掲載されており、戦闘中の五番高角砲塔も確認できる。そこに作者が居たのだ、と考えると戦慄を覚える。
 3332名もの乗組員のうちの一人の視点であり、それも全体が見渡せるような視点ではないので、戦闘中の状況が客観的な視点としては見えない。しかし、砲塔内での戦争はとても身近に感じる。一市民(村民)が、一兵士となり、戦争に参加するということはどういうことなのか、現場はどうだったのかがありありと描かれている。

 私の祖父は、母方は母が子供の頃に既に亡く、父方は私が4歳の時に亡くなった。"おじいちゃん"というものに、あまり触れていない。そしていわゆる"戦争"の話も、テレビや学校で見聞きするものしかなかった。この本は、祖父が戦争という昔話を語っている様に感じた。

 改めて、大和乗組員はじめ、戦没者の方々の霊に追悼の意と、敬意を表したいと思います。

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