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August 01, 2005

蟲師 6巻

 "蟲"と書くと、"風の谷のナウシカ"を思い出す。この"蟲師"に出てくる蟲はやはり現実には存在しない蟲だが、あまり物理的な"蟲"という感じがしない。幽霊や妖怪の一種であるかのような、不条理なな現象を引き起こす蟲達が登場する。
 主人公ギンコだけが現代風のシャツを着て、くわえタバコで旅しているが、その他の登場人物や風景はあからさまに江戸時代(もっと昔?)風の、しかも田舎の風景である。街は出てこない。
 ギンコがタイムスリップでもしたかのような感じでもあるが、しかし応対する村人達も違和感なくギンコと会話している。この世界においてはそんなに不思議な情景では無いらしい。その事については何も語られないが、異世界である感覚がそんなところからも感じる事ができる。
 蟲達はいろんな現象を引き起こす。そしてそれは大体人間にとって良い結果をもたらさない。蟲に影響を受けた人々は姿を消されたり、感覚を狂わされたりする。命にかかわる様なこともある。蟲師ギンコは彼らに処方を施したり指導したりするが、村人自身の意思によって結果が左右される事が多い。病気を治すのはあくまでも患者って事ですかね。

 昔、つつが虫って架空の虫だと思ってました。旅先で客死する際の、不条理さを表現するような、"蟲"のようなものだと思ってました。中学校の頃、本当に実在する蟲と知ったときには、この蟲師を読んでいるかのような、不条理感との接点を持ったような感じがしたのを覚えています。
 都会に住んでいると、なんとなく虫とは疎遠になってしまいますが、ギンコが訪れるような田舎にも親戚があります。夏休みに虫取りするには最適ですが、"蟲"には会いたくないものです。

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