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January 27, 2006

修羅の刻 15巻

 雷電と陸奥の対戦。相撲こそ最強だ、というのは過去の話になってしまった。作者川原正敏の後記にもその記述があった。
 残念とも思えるが、本当にそうだと証明された訳でもない。現役最強力士が異種格闘技に出た訳ではないし。第一、仮に曙が勝利を重ねていたとしても、彼をヒールに仕立てていた相撲協会がしてやったりと喜ぶとは思えない。とは言え現状は、複雑な心境なんだろうな。
 まぁ、格闘のジャンルや歴史にそれほど詳しい訳じゃないので、その辺はまぁ置くとして。
 さて修羅の刻。以下ネタバレ含む(^_^;)。(ココログの契約変えるかなぁ…)

 雷電の前に現れた陸奥は、果たして雷電の息子であったのか、という問いかけがあった。作者川原正敏の意識の中にはその答えがあるのか、無いのか。作中で陸奥は母親にそう問いかけ、あしらわれていた。
 私は、彼は雷電の息子ではないと思う。
 そう思わせるノリ、展開ではあったが、肝心の雷電が「自らを殺す男」を求める余り、そういう行為に及ぶとは思えない。
 20年待て、と言われた意味はすぐわかる。しかしそれをすぐに自分の子、と解釈しないだろう。仮にそう解釈したとしても、本気で相手を殺すつもりで死合う期待を込める相手が、自らの息子である可能性を考えたとき、その手に本気の殺気を込める事が出来たであろうか?更にまたそうだとして、息子が自分を超えていればよし、超えていなければ手にかける、という事を雷電は考えたであろうか?
 否だと思う。そんな雷電の姿は、昔の傷を引きずって「自らを殺す男」を求める雷電とは矛盾した姿に映るから。
 息子に殺される事を選ぶ雷電も思い浮かばない。彼は本気で戦い、本気で倒されてこそ嬉しかったのだから。

 …と考えますよ、川原さん。

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