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January 18, 2006

宮崎被告の死刑確定へ 最高裁上告棄却

 やっとここまできた。

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 88~89年に埼玉と東京で幼女4人が殺害された連続幼女誘拐殺人事件で、殺人罪などに問われた宮崎勤被告(43)に対し、最高裁第3小法廷(藤田宙靖(ときやす)裁判長)は17日、被告側の上告を棄却する判決を言い渡した。1、2審の死刑判決が確定する。被害者宅に遺骨や犯行声明文が届き、社会に大きな衝撃を与えた事件の裁判は、初公判から約16年で決着。第3小法廷は「被告に責任能力があるとした1、2審の判決は正当として是認できる。自己の性的欲求を満たすための犯行で、動機は自己中心的で非道。酌量の余地はない」と宮崎被告を断罪した。
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 審議に時間がかかるのは日本の裁判制度の問題点である。というのは子供の頃、義務教育で習った事である。初公判から16年、振り返れば短いような気もするが、それは当事者ではないから、なんだろうと思う。
 死刑以外には考えられないと言いながら、16年も審議が続いてきた。殺された4歳、5歳の子供達の人生よりも長いというのも、どうにかならんものか、と思えてしまう。ま、年齢と審議年数にこの際関係は無いのですが。

 それにつけても被告の責任能力のあるやなしや、という争点の話題はよくあるのだが、これってもうやめてくれないかなぁ。責任能力が無いから無罪だとか、減刑だとか、全く意味がわからない。

 宮崎勤事件が明るみに出て、彼の自室が公開された(今にして思えば、何で自室なんか公開出来たのだろう?マスコミが立ち入る事を家族が許可したって事だよね)。
 部屋の中に狭しと積み上げられたマンガ、雑誌、ビデオを見て、社会はショックを受けた。ロリコンオタク=アブナイ=表現の規制…へと世の中は動き、それは正しいとされた。当然反発もあった。ま、確かに表現の自由を主張するがあまり、無制限の自由を叫びすぎるのは如何なものかと思うけど、当時は「とにかく規制すべし」論調が強かった。
 今、ネット時代を迎え、当時の規制って何だったんだろうというほどに規制そのものが難しくなっている、と思う。表現の規制と犯罪に関連性があるや無しや、私にはわからない。ただ、あれは何だったんだろうと思う。当時の規制主張者は、今も主張、行動しているのだろうか。単にヒステリックになっていただけの事じゃないのか、と思う。

 以下余談。
 私の実家の部屋にも、ビデオテープとマンガ本は山積みだった。さすがにあそこまで散らかってはいなかったけれど。そしてそれはまぁ、今でも変わらないのだが(^_^;)。
 母親は当時、こう言った。

 「あれ(宮崎勤の部屋を)見てゾーっとした。アンタ、マンガ、捨てなさい」

 まだ、捨てられないでいる。

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Comments

私も精神鑑定はどうでもいいような気がする。
人殺しは人殺しだ。
もし、相手の暴力・その他があって、とか脳に腫瘍があってなどで刑が軽くなってたというのはアリだが
弱者を自分の欲望にまかせて殺したのはもはや次元が違う気がする。

Posted by: ある | January 18, 2006 at 07:05 PM

 脳に腫瘍かぁ…確かにそりゃ病気だけれど、個人的にはそれでも…という気もする。「脳に腫瘍があったのでしゃーない」と言われたって、被害者にしてみればそれは納得の行く説明になるだろうか…。今、現実的にはそうなんだけど。

Posted by: 竜馬 | January 19, 2006 at 10:39 AM

うーん、精神的うんぬんに比べて脳腫瘍で自分を統率する所がやられたりすると、倫理観が全く欠如する事があるんだよねー。
なんとなくニュアンスが違うんだな、私の中で。

でも、今の日本は、病院の負担を減らす為に、ある程度の所で退院させてしまうんだって。
うちらの県だってうちらのY市だって病院から切り捨ててるよ。
行政ってなんだろうってジレンマがありますよ

Posted by: ある | January 19, 2006 at 08:40 PM

 誰が最優先なのか、と考えれば、やはり被害者ではないか、と思うのです。病気の場合、本人のせいじゃないのもわかる。だけど、被害者はなおさら本人のせいじゃない。
 例えば、風邪を引いて調子が悪いとする。朦朧として車を運転して、誰かを轢いてしまったとする。病気だからしゃーない、とは言えない。方向性としては、これと同じだと思うのです。
 当然、こんな例え話と同列に言うのはあまり意味が無いとも思う。体調不良で車を運転してはいけない、という決まりがある。では脳や精神的に何か問題があった場合、何が規制できるのか。そんな判断、誰が出来るのか。
 ま、簡単に答えが出るくらいなら誰も苦労しないやね…。

Posted by: 竜馬 | January 20, 2006 at 12:39 AM

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