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September 01, 2006

費用交渉

 今、仕事上の顧客交渉が難航している。
 私が某社に常駐している仕事なのだが、顧客から、下期から極端な費用削減を求められている。理由は、「社の方針」だそうである。
 上期交渉から費用交渉は難航していた。しかし辛うじて落しどころを見つけていた。下期交渉は、難航する事はもともと予想されていたことだった。
 それにしても、今の我々の仕事ぶりに問題がある、と言われていないところにこの交渉の難しさがある。作業改善交渉でもなく、効率化交渉でもなく、「コイツ役にたたないからクビにしろ」でもない。人間の単価を下げろ、結果的に幾ら幾ら下げろ、の一点張りである。合理的と思われる根拠の提示も無い。まいっている。

 顧客はハル・ノートにも似た最後通牒を出してきている。
 これに対し、社内では議論百出している。
 ビジネス交渉ですらない。我々の仕事の価値が理解できなければ、撤退するしかない、という人もいる。
 付き合いも長く、(一応顧客もわが社もそれなりに、社会的に大きな会社なので)そんな事できる訳がない、落しどころを見つけるべきだ、と粘る人もいる。
 より上位層の人々でニギってもらうべきだ、という人もいる。
 どうなるかわからない。

 こうなってくると、自分達の仕事が果たして、本当に顧客の役にたってきたのか、正直疑問が生じないでもない。本当に価値がある仕事であるならば、本当に自分達を認めてくれているならば、こういう事にはならなかったはずだ、とも思う。
 そういう責めを上司から受けている訳でもない。普段仕事する仲間から、交渉相手の顧客の人々からですら、そういう責めを受けている訳ではない。しかしながら…。

 いきなり全面撤退、なんて事はないだろう。しかしこの小戦争は人々の心に傷を残し、必ず尾を引くのは間違いない。費用削減と、それに伴う品質の低下も目に見えている。従って最前線に居る現場の人間としては、今後の仕事のやりにくさを想像するに、気がひたすら重たい気分である。

 9月の週末は、システム作業の連続である。モチベーションを保たねばならない。

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