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November 27, 2006

ガイジンおことわり

 私の職場の後輩に、サガルマータ(エベレスト)の頂上を保有する国の人間がいる。しかし彼は1月に異動となり、愛知県は豊田市へ引っ越してしまうことになっている。
 彼の日本語は流暢で、もともと関西の某大学の大学院を経てウチの会社に入った。その頃にきちんとした日本語を勉強したようで、日常会話はもちろん、SEとしての技術上の会話も全く問題が無い。数年前でこそ報告書の作成などで"てにをは"がイマイチ不安だった頃もあったが、今や他人の日本語のチェックが出来るまでになっている。面白い男である。

 ところが、先日彼が微妙に声を落として相談を持ちかけてきた。
 この11月から、引越し先である豊田市内のマンションを探しているそうだが、「ガイジンお断り」と、なかなかいい物件がみつからないそうだ。2件ほどガイジンOKのマンションを見つけたそうだが、いずれもオーナーは中国人とのこと。日本人オーナーの物件は今のところ皆無だそうだ。
 彼は今、社宅住まいである。同国人のカミさんに2歳の子供が一人。もう年の瀬の12月が迫り、ちょっと焦り始めていた。

 ウチの会社は、一応日本国内では全国区の会社である。「会社の名前を出してもダメなのか」と聞いたが、ダメだそうだ。それどころか、会社の総務部が紹介した不動産屋は一軒も紹介出来ていないそうで、先の2件の物件は自分でネット上を漁って探したそうだ。なんとまぁ…と頷くしかなかった。憤りも感じるが、同時に「ガイジンは不動産探しに苦労する」と聞いたことも当然無くは無く、それをこんな身近で感じたことはかつて無い。

 豊田市内は、言わずと知れた日本で一番大きな自動車会社が存在する地域である。当然、いろんな国から「ガイジン」が集まっているであろう。彼らも苦労しているのであろうか。或いは、であればこそ、「ガイジン」にトラブルを起こされた経験を持つ不動産オーナーが敬遠しているのであろうか。
 日本人だってトラブルを起こすだろうが、日本で日本人を相手にしない日本人不動産オーナーなどまず存在しまい(稀に居るかもしれんが)。確かに、生活上の文化が違う人間を住まわせるというのは、ひとつハードルがある事には間違いないのであろうが…しかし全くみつかならない、というのもひどい話である。

 いずれにしても、会社の総務にはクレームを入れる事になった。不動産屋に罪があるかどうかはともかく、不動産を紹介しない不動産屋を紹介した総務部は職務怠慢であろう。社長にいいつけるぞ(発想が小学生並み)。

 ただし、彼はまだ、現地の不動産屋を直接回っているわけではない。電話だけでは信用を得にくいのかもしれない。査定とは人間を見られる訳だから、今の探し方に問題があると言えなくもないかもしれない。それにしたって、とは思うけれども。

 年末まで本当にみつかならなかったら、一緒に豊田まで行くことも考えている。まぁ、そこまでしなくとも会社関係でなんとかなるだろう、とは思っているけれども…。

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