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November 01, 2006

<履修不足>救済策 1日中に決着 自公が合意

 べつにいいんだけどさ。

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 自民、公明両党は1日午前、幹事長、政調会長、国対委員長会談を開き、高校の履修単位不足問題を巡り履修不足の生徒に課す補習授業の救済措置について、同日中の決着を目指すことで合意した。両党は「生徒の負担を少なくする」ことで一致したが、文部科学省が補習上限を70コマとする方針なのに対し、公明党を中心に与党側が50コマへの軽減を求めている。
 伊吹文明文科相は同日午前の衆院教育基本法特別委員会で、履修不足の実態調査の結果を公表した。国公私立高全体(うち私立2高は未回答)5408校のうち履修不足があったのは540校(9.9%)で、生徒数は116万1925人中、8万3743人(7.2%)だった。
 伊吹文科相は2日付けで救済措置を都道府県知事らに通知する考えを示した。
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 なんやかや言いながらも落ち着きそうですね。まぁ、それはそれでいいんじゃないでしょうか、とは思うけど…。

 さて、あくまで実質的でない、タテマエ論である事を前提に書くわけだけど、今回問題を起こすことになった要因は、高校に通う事で得られる卒業(大学受験)資格が大事であり、学習指導要領に基づく授業には意味が無い、と学校側が勝手に判断している事ですよね。
 未履修問題は、まず、学習指導要領に従わなかった学校そのものに、学校経営の資格があるのか、という議論があっていいんじゃないかと思うのですが如何でしょうか。
 学校側の責任者に対して、然るべき処罰ってのは法的に何もないのかなぁ?なんだか救済措置の話ばかりが続くけど、このあたり素朴な疑問です。

 更にタテマエ論で書くわけですが、そもそも高校生は学習指導要領に沿った授業を受ける権利を有しているはずで、その権利を剥奪された事を怒るべきじゃないのか。従って救済措置、などという行為はその権利の剥奪を推進するものではないのか。まぁ時間数の軽減は内容の濃さが伴えば、とは思うけど、本当に意味のある授業になるかどうか、という議論はされているのだろうか。

 更に更にタテマエ論で書くわけですが、国が、未履修科目の授業時間短縮という救済措置を授業内容の方針などを考えずに実施するのであれば、それは「高校は卒業することが優先であり、学習指導要領に基づく授業に意味が無い」と国が認める事に、なりはしないか。

 そんなことを書くのは私だけですかね(^_^;)。

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Comments

 今回の件は表立って聞かれたから、杓子定規に規定を遵守させるしかなかったんだろうが、んじゃぁ、必修科目を履修しなければ絶対卒業できないのかというと、実はそうではないこともある。

例1:留学の場合

 留学をすると、その間の単位は、昔はいろんな教科に振り分けてたと思うんだが、留学が多くなるにつれ、「留学」という単位を出してしまう。すると、該当学年に必修科目が履修予定であった場合、どうするかって指示はないんじゃないのかな?ま、そーゆーことでって、必修科目履修しなくても卒業させちゃったはず。

例2:転校の場合

 必修科目を履修する学年は、基本的に指定されていない。3年生に必修科目を設定している学校から2年生のときに転校した。転校先では該当教科の設定が1年生のため履修できない。その場合、転校は拒否されるのか?それとも受け入れて、いいわいいわで卒業させるのか?

 てな感じで、弾力的に運用せざるを得ない場合もいっぱいあるわけで。今回は、その弾力的な運用をしすぎちゃったって感じでとっています。

Posted by: 井村 瑶茉 | November 01, 2006 at 08:56 PM

そういや学校側の責任とか処分の話ってどこに行ったんだろう?
自殺とか臨時講師(臨時免許という制度があるのでその課目の教員免許が無くてもまぁできるわけだが)とか他の学校に応援を頼むとかいう話は出ているんだけど・・・
いむさんの話にもあるように、実は柔軟な対応を過去にも色々個別にやってるわけです。杓子定規に線引きなんてできませんから。とりあえず、教育委員会にお伺いをたてて、OKをもらったら問題無しぐらいにしないと、条文に無い事柄は一切認められないってことになりますんで。
海外旅行で世界史・・という話も面白いと思ったんですけどねぇ、帰国後にレポートでも書かせればいいんでないかい?とか思いましたね。うちはスキー修学旅行だから、体育の単位ぐらいにしかならないけどね。

Posted by: あび | November 02, 2006 at 12:37 AM

学習指導要領に沿った授業を受けたいと思っている生徒って現実に居るんでしょうかね?

学力を付けたいと思ってる生徒は居ても学習指導要領に沿った内容でないといけないと言う人はほとんどいないんじゃなかろうか。時間割の内容で怒るほど勉学に対するモチベーションの高い生徒はそもそも学校に頼るような勉強の仕方をしていないと思います。今回の件も卒業できるできないが絡んでいるから大問題になっているのであって、それが無ければ何を今更という話でしょう。

進学校なんかは形は従っても中身はお役所の言うとおりに授業はやってないのは私らが現役の学生やっていたころ以前からの話ですし。

Posted by: KOH | November 02, 2006 at 09:17 AM

 学習指導要領に沿った授業を受けたいと思っている生徒って、現実的にはいないと思う。そんな事、どこまで意識しているかは甚だ怪しいと思う。
 ただ、それを認めるのなら、そもそも今回の様な問題も発生しえないと思う。単位は関係ないって話になるから。
 だから記事本文には「タテマエ」と書いてます。そしてタテマエには基本的に逆らえず、生徒が学校を訴えたら勝てるんじゃないかなー、とチラリと思ってもみるのでした。処罰が話題にならないのはものすごく疑問。

Posted by: 竜馬 | November 02, 2006 at 12:46 PM

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