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January 25, 2007

衛星破壊、中国が公式確認 破片衝突の可能性

 ハチ、出番だ。

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 中国外務省の劉建超報道官は23日、定例記者会見で、中国が人工衛星を弾道ミサイルで破壊する衛星攻撃兵器実験を実施したことを公式に確認した。劉報道官は、「中国は一貫して宇宙の平和利用を主張、宇宙空間の軍事化と軍備競争に反対するとの立場に変化はない」と強調。さらに「いかなる国にも脅威にならない」と述べ、日米両国などに通報したことを説明。また、現時点で「2度目の実験実施は聞いていない」と語った。
 ロイター通信が23日、米専門家の話として伝えたところでは、破壊された衛星の破片は高度約400キロから同約3000キロの範囲で雲のように集まって漂っている。このため、各国の衛星だけでなく高度約400キロの軌道上で建設中の国際宇宙ステーションに衝突する可能性がある。
 しかし、会見で同報道官は、破片が他の衛星に衝突する可能性などについては回答を避けた。
 一方、ハドリー米大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日付の米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、今回の実験について、「問題は中国政府のどのレベルまで知らされ、承認されたかだ」と指摘、胡錦濤国家主席ら中国指導部が軍部による実験を完全には把握していなかった可能性を示唆した。ただ、同紙は米当局者の話として、胡主席は実験概要は把握していたが、具体的日時や実験後の各国の反発までは考えていなかったとの見方も伝えた。
 中国は日本時間12日午前7時28分、四川省の上空、高度約850キロにあった老朽化した自国の気象衛星を、地上から発射したミサイルに搭載した弾頭で破壊した。
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 デブリ(宇宙空間の破片やゴミ)と言えばプラネテスを思い出す私。そして、この衛星軌道上の破壊はその物語上にあったケスラーシンドローム(デブリがデブリを生み、やがて高高度のデブリ層のために宇宙と地球は隔絶されてしまう、というもの)を思い起こさせるのであった。
 しかしまぁ、中国もハデにやったもの。他国の迷惑など顧みないというのは…まぁどの国でも同じかもしれないけど。

 他の衛星やISSへの影響はもちろん、自国の衛星に影響を与えるなどとは考えなかったのだろうか。デブリが他の衛星に影響を与える可能性は低そうではある。ただしその確率はもちろんゼロではなく、ましてISSなど人間が乗り込んでいる場合、宇宙での事故は即、死に繋がる訳で。
 国際世論の反応は当然ながら否定、批判一色の模様。しかしそんな事が計算できない中国ではあるまい。荒っぽさを演じ、今後の各国の宇宙軍事開発にけん制を与えたかったと見るべきか(以前、一辺50mの巨大衛星が宇宙にあると報道があったし)。「空から中国を覗くな」という示威行動の方が大事なんでしょう。宇宙開発後発国として、多少の荒っぽさを伴ったほうが殴りこみやすいというところですかね。

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