« ディスククラッシュ!? | Main | 500系のぞみ »

March 17, 2007

またひとり

 後輩が会社を辞める、と連絡が入った。
 後輩と言っても、一緒に仕事をしたことは無い。別プロジェクトのメンバーだった。
 ただ同じ部署であり、とある共通の先輩の下で仕事をした事があるという共通点でしかなく、その次期はずれていた。私もそうだが、顧客先に常駐しながら仕事をする、というスタイルをとるため、同じ部署でも同じプロジェクトでなければあまり顔を合わせない、なんていうのもザラに居る。そんな一人が会社を辞めるとのことだった。

 ここ2,3年、周囲で辞めて行った人数は7人ほどになる。異常だと感じる。
 会社や上司が、部下や新人を育てる、という感覚は感じない。それを気に入らず辞めていった人間も居た。主体性があるやなしや、という話にも繋がるのだが、その時の状況次第であり、どちらが正しいとも単純には言えない様な気がする。
 また、近頃の新人は学歴が異常に高い。馬鹿な上司に付き合っていられない、という感覚もあるのだろう。隣の芝生を青く感じた時、移ることもまた容易な社会になりつつあったり、それが出来る学歴であったりするのも大きな要因であると思う。

 辞めて、会社を変わるのはいい。だが、その後の自分のステップアップをどのように考えているのだろうか。風の噂に、転々と職を変わった人間も居ると聞いた。給料は上がっているようだが、人間はその間に歳を食う。それこそ主体性のカタマリのようにならなければ、どこかでつまづいたとき、自分の人生に対しての影響は小さからぬものになる。辞めていった人間のほとんどはそのような主体性人間であったが、一部はそうではなかったように思う。
 今頃、彼らはどうしているだろうか。まぁ心配しても始まらないのであるが(自分の心配で手一杯である)。

 残された我々に、人員が補充されることはほとんどない。それはつまり、売上だの利益だのが薄く、プロジェクト(単位の組織)や組織(全体)の体力が低下していることを意味している。目の前の直近の話としては、一人頭の仕事のボリュームが増えたりもする。給料が増えればいいが、それもどこまで望めるのか。日々の時間と体力には限界がある。やがて、「こんなことやってられるか!」とまた一人考え始めるのだった。

 会社は言う。人は資産だと。
 そうであるのなら、会社側はもう少し人に歩み寄ってもいいのではないか、と思う。悪循環は断ち切らねばならない。それとも、必要な人間の淘汰程度にしか思っていないのかもしれない。世知辛い世の中である。

|

« ディスククラッシュ!? | Main | 500系のぞみ »

お仕事」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference またひとり:

« ディスククラッシュ!? | Main | 500系のぞみ »