深夜のベビーカー
ここのところ、連日22時頃までの仕事が続いている。午前様になることも少なくない。
昨日も堀ノ内の駅を降り、自宅へ向かって歩いた。23時半頃だったろうか。疲れてトボトボと一方通行の路地を歩いていた。
道沿いに銭湯がある。その、目の前に、しゃがみ込んでいる人影が見える。向かい合っていた。ヤンキーが○ンコ座りしている風にしか思わなかった。
それは、若い男女だった。20歳ソコソコ、という感じ。道端にカップヤキソバを置き、ふたを開け、中から薬味の袋を取り出していたところだった。
まぁ、それだけならいい。1mくらい離れたところに、ベビーカーが置いてあった。向こう側を向いていたが、すれ違いざまに覗くと小さな足が見えた。1歳に満たないのではないか…。
まだ寒空、というほどではない。しかし、秋が降りてくる9月末の深夜である。パチンコ駐車場内の車に放置された子供、という訳ではないが似たようなものを見た気分だった。
母親は、私が振り返ったのが気になった様で、一瞬私の方を見た。私は忠告しようかと思ったがやめ、そのままその場を去った。
あの親子は一体どういう生活を送り、どういう人生を歩んでいくのだろうか。帰宅後、わが子を見ながらそう思ったが、所詮他人事、余計なお世話でしかない、のかもしれない。


































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