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November 19, 2009

「仕分け」前半終了、無駄遣い大胆カット

 ううーん。
 科学者が研究のために、自分の願望を人類の願望にすり替える、というような一節があったのはプラネテスだったかな。
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 行政刷新会議(議長・鳩山首相)の「事業仕分け」は17日、前半5日間の日程を終え、官僚OBの天下り法人への支出を容赦なくカットするなど、税金の無駄遣いに大胆に切り込んだ。
 ただ、科学技術や教育、福祉分野などで、経済効率性を重視した判定結果に違和感を抱く声も上がり、対象事業の選定や判断基準に課題を残した。

<中略>

 ◆限界◆

 一方、「事業仕分け」の限界も見えてきた。
 17日の第3グループ。財務省の主計官が宇宙航空研究開発機構の人工衛星打ち上げについて「水星探査が国民に利益をもたらすのか」と述べると、仕分け人で科学者の松井孝典・東大名誉教授は「人類共通の利益になる」と反論した。

<後略>

****

 「人類全体の利益になる」

 かっこいい。しかし、この言葉に騙されるな、と思う。これは詭弁だ。財政に余裕が無いのだから、私は今は諦めるべきだ、と思う。

 科学技術調査、研究の仕分けをこのような形で打ち切っていいのか。水星探査がダメなら、じゃあどこまでがOKでどこまでがNGか、論理的に切り分けられるのか。そしてそれは正しいのか。
 そういう問いは当然あって、問題はこの水星探査一つに止まらないのはよくわかる。

 しかしだ。年末に数万人の人が職も無いと言われるこの日本。食うに困る人々を目の前にして、水星の探査が、人類に如何なる利益をもたらすかを語っても意味は無い。

 企業も、設備投資、研究開発費を0にするわけにはいかないが、かと言って過大投資は出来ない。
 今の日本にとって、残念ではあるが、水星探査は過大投資だと、私は思う。

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Comments

nosmoking 事業仕分けは無くてはならないものであるが、その効果は仕分け人の能力に依存している。
次世代スーパーコンピューターやロケットなどの科学技術関連予算が事業仕分け(税金10億円投入)で見送られるようでは、民主党政権には夢も希望もない。
民主党の蓮舫や枝野のような科学技術に無知で、日本の将来に無関心な人物が仕分け人では、致し方ないこと。
毎年2.5兆円の税金を使う高速道路無料化は、無駄な予算であるから、事業仕分けによって廃止してもらいたい。
民主党には成長戦略が無く、成長のための投資と無駄を区別する能力も無いことが見えてきた。
蓮舫が世界一になる必要あるのかと言ったスパコンの現在の性能順位は、1~3位は米国、4位はドイツ、5位は中国、6~10位は米国そして日本は30位以下。
残念なことに民主党政権下では、国民の富は減少していきそうだ。

Posted by: 夢も希望も無い民主党 | November 19, 2009 at 11:15 AM

 うーん、ご指摘の通りの雰囲気になっていますねぇ。まぁ、私もどっちかっちゅーと止めとけば、の論調(そんなエラそうなもんじゃない)になっていますが、スパコンやロケットまでやめたほうが、とは思っていません。
 第一スパコンは継続してくれないと困る立場ですし!!

 でも水星よりは…とは思ってるけど。

Posted by: 竜馬 | November 19, 2009 at 11:56 PM

え~はっきり言っておくと、今回の仕分けについては各マスコミは必要な情報を全く伝えていないので鵜呑みにしてはいけません。必ず他の情報を収集すること。特に削減額だけに囚われると本質を見失います。

・京速コンピュータ…理研のプレゼン担当者がひたすら「無能」だったことにつきる。ニコ動で音声だけ聞けますが、あれで予算認めたら仕分け人の方がどうかしている。

・GXロケット…某所でも書いたけど、これは本当にいらん。日経BPのサイトで「松浦晋也 GXロケット」のキーワードで検索すると関連記事が山ほど出てくるので詳しいことはそちらでどうぞ。文科省も経産省も中止を決めたのにIHIの口車に乗った内閣官房の一声でプロジェクト続行ってありえんだろ。

で、惑星探査って探査機飛ばして終わりじゃなくて必要なのはそこから得られるデータ。そしてそのデータを使う研究者が無数にいるわけですよ。ということである種類の惑星探査が絶たれるってのは関連する研究が停滞するって事と同じなのだ。

水星探査も含めて平成24年度以降打上げ分の衛星については予算10%削減となりました。意義についてはほぼ認められているようなのでまあいい方の結果でしょう。これで予算案が通った場合はできるかぎりのコストカットした上で更に優先順位を決めることになるのでしょうね。

Posted by: KOH | November 20, 2009 at 01:22 AM

結果として、内容よりも、プレゼンの良否、司会者の意向、財務省の意向が重要だったということ。
何も展望なんてありゃしない。
まぁわずかな支出をいくらか削ったところで、出費をどんどん拡大する人が居るので状況は悪化する一方。
だいたい日本は教育にお金が回ってきてないのに削ってどうするんだ・・・でだ、学費無償化なんて最悪なことをしやがってと思ってます。

Posted by: あび | November 20, 2009 at 01:42 AM

 別に惑星探査が無駄なんて思っている訳ではないけれど、優先順位を如何につけるか、という話だと思っていて、100通りの「XXだから必要だ」が並べば、100通りの「YYだからこちらの方が必要だ」を並べることが出来ると思っています。
 明後日に向けた研究開発が大事なのは理解しているつもりだけど、無事に明日が迎えられるかどうか、という事だと思っています。

 ただまぁ、今回の仕分け人が本当に全てを理解しているのか疑問ではあり、そして全てが正しいこともないのはその通りだと思うのだけれど。

 プレゼンの成否で判断が変わる、というのは情け無いながら、そういうことも当然にしてありえるよなぁ。ということは、そういう人しか送り込めなかった側にも責任がある。けど、それだけで判断していいことなのか、という話でもありますわね…。

Posted by: 竜馬 | November 20, 2009 at 09:05 AM

 ただ、この優先順位というのもクセモノなんじゃないかなぁ。
 全ての支出に仕分けが入るならともかく、俎上にあがらず温存されている事柄の中に実は本当にイラナイものがあったりするんじゃないだろうか、と思うのです。

「こ~ゆ~の、何て言うか知ってる?」
「知ってる」・「茶番」


 水星探査についてはそれ自体に見返りを求めるのではなく、そのプロジェクトを通じて先端技術を磨き、繰り出すことのできる所への投資の側面もあると思います。

 最先端で鎬を削っているのなら更にその先を目指さないと進歩は無いと思うし、それこそ「2番じゃだめなのか」は愚問の極みかと。

Posted by: 味噌田楽 | November 21, 2009 at 12:02 AM

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