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January 27, 2010

中華料理屋でサザエをさばく

 昨夜、残業で帰宅が遅くなった。
 0時過ぎに自宅最寄り駅を下車。まぁ、それ自体は珍しくも無い。

 カミさんは疲れて先に寝ている旨、連絡を取っていた。この時間に開いている店は家の近所の寿司屋かラーメン屋である。寿司は高いしラーメンは昼飯に食ったのでどうしようかと思ったが、駅の近くにまだ入った事の無い中華料理屋があった。帰り道とは90°方向が違うため、たった30mの道だが寄った事がなかったのだった。家に帰って何か作る気も無く、はじめて入ってみた。

 家族営業らしく、3人の店員。他の客はいなかった。
 聞けば夜中の1時まで営業しているという。定職でも食おうと思ったが、マーボー丼を注文し、カウンターに座った。
 厨房には2人。多分親子(もう1人は息子のヨメか?)。父らしき人が調理を始めたが、息子らしき人がなにやら巨大なサザエと格闘している。
 見ているとその巨大なサザエにスプーンで身を取ろうとしているのだが、ガッチリ貝がふたをして抵抗を見せている。
 息子と目が合った。「いやぁ、サザエ硬くて。お客さんやり方わかります?」

 …わかるけど。

 口で説明するが、なかなかうまくいかない。しゃーないと、上着を脱いだ。
 厨房の端に入り、手を洗い、包丁を借り、身を切る。貝柱、内臓もかき出す。

 おおー、と感心する息子とヨメ。貝が2個あったのでもう1個も同様に処理。
 そこまでやればOKであろう。息子に引渡して自分はカウンターに戻る。

 「お客さん、ビールのみます?」
 「のみますのみます」

 中ジョッキを美味しくいただきました。
 「刺身にする際に、貝の口の部分は取った方がいいよ。赤いところ」
 と言うと、
 「いいんです。刺身は苦手。つぼ焼きにしたいので

 はい?
 じゃあ今の処理は何だったんだー。
 そんなモン、醤油たらして焼けば良いだけじゃないかー。

 マーボー丼を食いながら(ご飯がやたら硬かった)そんな事を思い、店を出た。

 結局、その後5時間後には、また出勤なのだった。

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