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March 02, 2010

オニカサゴ釣行は津波で早上がり

 週末の2月28日(日)。この日は以前から予定していた佐島からオニカサゴの仕立船の日だった。
 前日から雨が降っていたが夕方にはやんだため、日曜日は大丈夫かと思われた。しかしながら朝から結構な雨。そして気温低下。普通だったら家で寝ているところだが、これが仕立ての辛いところではある。
 この日は、別の要素もあった。チリ地震である。
 太平洋を越えて津波が来るのか疑問ではあったが、環太平洋の地震の際、津波を注意するのは常識である(それが理解できているなら出船を中止にするのも常識のような気がしないでもない)。テレビやネットを確認するが、注意、警報の類は出ていない。とりあえず待ち合わせの場所へ向かった。

 佐島は氷雨に包まれていた。
 集まったのは6人。
 職場関係が中心だが、いずれも釣りマニアな人間たちである。

 「今日は出れますかねえ」
 「防寒さえしっかりしていれば大丈夫だよ」
 そんな会話。

 船長がやってきて皆準備に入る。そこで尋ねた。
 「地震の影響の津波は大丈夫でしょうか?」
 船長は意外な顔をして答えた。
 「地球の裏側だろ、大丈夫じゃない?テレビでも何も言ってなかったよ」

 まぁ、その時点では日本中がそのような感じであったに違いない。

 雨の中出船。
 相模湾は、意外に波が立っていない。北風に強いなと思った。

 70mダチから開始。一投目はアタリが無かったが、二投目からは船中アタリが出始める。オニカサゴならぬ、フサカサゴがかかってくる。私の竿にはアタリが出なかったが、周囲は一荷でかかっている人も出た。しかし大きさは20cm以下と小さい。
 そのうち私の竿にもアタリ。最後まで抵抗を見せ、やや型の良い、35cmのフサカサゴが上がった。

 その後、幾度か船を立て直し、100mダチ付近も探るが、アタリは途絶え気味だった。
 10時頃には風雨ともに激しく、気温は下がった。まさに凍える寒さである。それなりに着込んではいるが、体が震えてとまらない。これでアタリでもあればアドレナリンも注入されるというものだが、アタリは絶えていた。
 風は強くも、しかし波はそこまで高くはなかった。早上がりするにはモッタイナイ。とそこに、無線で津波情報が入った。組合から連絡があり、上がって来いとの指示。
 その時点で10:30。津波予報は13時頃。もう1時間は出来るとその時点で思いはしたが、吹き付ける北風に追われるように帰港した。

 警報が解除されたら出直す、とは船長の言であったが、ご存知の通り警報はすぐに解除されることもなかったし、そもそも皆寒さに震えていた。今日はこんなもんだろ、という空気で解散となった。

 帰宅前にカミさんにTEL。
 「津波ビデオで撮れるかな?」
 などと言っているが、予報は50cm程度。実際は30cm程度だったそうで。風雨による波の方がよほど高い。まぁ、波というよりは高潮の様に潮位が上がったそうですが。
 沖に出た船はたいしたこと無かったけど、東電防波堤あたりは浸かったんだろうなぁ。海を漫然と見ててもわかりにくいけど、河口あたりで観測したらわかったかなぁ?

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