November 13, 2007

兄弟ゲンカ

 遼太郎は感情の起伏が激しい。別に暴れる、とかではないのだが、浮き沈みが大きいというところだろうか。それがこの頃の子供に特有のものなのか、それとも個性であるのかは他の事例を知らないので何とも言えない。
 寝起きや疲れた時、怒られた後、びっくりした後などには母親に甘える傾向がある。そして、その際は1歳の隼之介を怖がるのが可愛くも面白い。

 弟の隼はパワーが増してきており、兄弟喧嘩も見られるようになってきた。
 兄が遊んでいるミニカーやブロックを同様に手にして遊ぼうとする。遼太郎が嫌がると、隼之介も嫌がる。手にしているミニカーやブロックでどつきあいが始まる。そして、弟が勝つパターンが多いのである。

 遼太郎は、甘えている感があり、隼之介は何も考えていない感がある。ただ、我を通そうとする気質は隼之介の方が強い。遼太郎は少し甘やかしすぎたかもしれない。ここらでガツンと…!

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June 13, 2007

自転車買うか、買うまいか。

 自転車を買おうか、と考えている。
 遼太郎の自転車である。今、三輪車に乗っているが、やや小さく見えてきた。
 自転車屋を偵察する。大型の三輪車などもあるが、まぁ、それはいいだろう。子供用の自転車は1万数千円というところである。もう少し、大きくなってからかな?などとも思える。
 しかし、問題は値段や大きさではない。自転車というアイテムを入手したときの、子供の行動である。
 自宅マンションは交通量の多い道路に面している。歩道はあり、しかも広い。大丈夫なようでもあるが、やはり怖い。三歳児の判断力など、どこまで期待できるのか。
 まぁ当初は、親と一緒に行動するのだろう。少しずつ教えていくしかない。

 私も、やはり3,4歳の頃には自転車に乗り始めていたように思う。中学、高校になったらなったでムチャをして車とよくぶつかっていた。2度や3度ではない。アホだった。しかし、幸いにも大きな事故、怪我を起こさずここまで来た。

 親はどう思っていたろうか。3,4歳の頃、野放しであった。よく、送り出す勇気を持ったな、と思う。アタリマエの事ではあるのだが、アタリマエ、なんだろうか?と考える。
 親同士子供同士、周囲に似た年頃が多かった、というのも一因かもしれない。子供は集団で遊ぶことが多かった。ガキ大将も、居た。今にして思えば、よく面倒を見てもらったという気がする。集団でいる事が、ホッタラカシにしても大丈夫、という親の安心感につながったのではないかと思う。

 近所のガキ大将が周囲の子供の面倒を見る、などという制度はここにはない。田舎に行けばあるのだろうか?それとも時代とともに流れ去ってしまったのだろうか。

 時代に応じて子育ては変わるのかもしれない。しかし自分の環境に応じたマニュアルなど存在しようもない。そして失敗も出来ない(するかもしれないけど)。それが過保護につながってしまうのかもしれないし、気をつけたいと思っている。

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January 12, 2007

インプレッサかっこいー!

 「インプレッサかっこいー!」
 先日3歳になった遼太郎の合言葉。
 WRCのDVDを買っていたのだが、暫くお蔵入りになっていた。先日ちょっと見ようと再生したが、以降、我が家では連日連夜、WRCを見ることが出来る。それはもう飽きるほど。と言うか飽きた。
 それはもう、遼太郎は執拗に同じ映像を求める。そしてインプレッサの走りに心酔しきっているようだ。そしてドライバー達の名前も覚えだす。

 「インプレッサかっこいー!」
 「ペター・ソルベルグかっこいー!」
 「セバスチャン・ローブかっこいー!」

 終いには横倒しになったラリー車の再現をミニカーでやったり、ドライバーの言葉をまねてみたりと、よくまぁ覚えるもんだ、と驚くほど。
 そんな語彙を覚える前に、何か大事なことがあるだろう、と思う今日この頃なのだが、まぁそんなもんなんだよなー。

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December 19, 2006

おたんじょうび

 15日は遼太郎の誕生日であった。
 ちょっとズレてこの週末にケーキを買い、ロウソクに火をつけた。
 部屋の電気を消す。テーブルの上にはイチゴのケーキ。3本のロウソクの炎がゆれている。
 ただそれだけなのに、遼太郎は「今から何が起こるんだろう?」とワクワクしながら期待いっぱいの目をロウソクに向けていた。目が輝いているというのはまさにこの事。本当に、表情が豊かになってきた。

 ハッビバースデーツーユー…。歌い終え、炎を吹き消す。うまく吹くことが出来ず、3人で炎を吹き消した。拍手が部屋にこだまする。

 …その後、遼太郎は「もういっかいする」と、ロウソクを吹き消す行為を4回ほど繰り返した。そんなに何回もやるもんじゃない、とは言っても聞かず。ただし吹き消すのは上手くなったけど。ケーキも、上に乗っているイチゴだけを食し、ケーキ本体は全く食べなかったのであった。

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December 12, 2006

いいなぁ~

 世の中クリスマスシーズンである。
 12月に入り、ウキウキしたのは何歳までであったろうか。今やすっかりトキメかなくなってしまった。その自分の心情こそが、やや寂しい気がしないでもない。

 さて、買い物などで街をウロついていると、あちこちにクリスマスツリーが展示されている。大きなものや、小さなもの。飾りつけも様々である。
 遼太郎と歩いていると、「わぁ~、クリスマスツリー、いいなぁ~」と声を上げる。本当に感動しているのか、それとも保育園などで感動している周囲の子供達の反応を覚えて真似ているのか、少々わからない感じではある。その証拠に、「わぁ~」とか「いいなぁ~」とか、私たち夫婦は言わない(と思う)。その上、遼太郎もあまりツリーには固執せず、すぐ前を通り過ぎても何事の反応も無い。これが本屋の前だったらボウケンジャーの絵本にクギヅケであるため、そのように思うのだ。

 しかし、である。その「いいなぁ~」の反応は、ものすごく可愛いのである。
 過度に欲しがったりせず、目の前で泣き叫びもしない。「いいなぁ~」と緩やかな声がつないだ手の先から聞こえてくるのである。「なんでも買ってやろうか」という気になる。しかし、(頑張って)買わない。

 大型スーパーなどでは、おもちゃ売り場を避けながら歩いていても、あまり関係のない場所に突然、クリスマスプレゼント特設おもちゃ売り場が開設されていたりする罠。
 反応を示す前にダッシュで移動する。

 お金じゃないのだよ遼太郎君。既に、あまり遊びもしないおもちゃが溢れている現状。買ったときに喜ぶだけである。買っても意味が無いような気がしている。喜ぶ顔はものすごく見たいのだが。
 ちなみに一番遊んでいるおもちゃはブロック系。またはジェンガ。ジェンガは積み木として使用しており、最も遊んでいる時間が長い。いっそもう一個買おうかな(それもどうかと)。

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December 05, 2006

早生まれは得?損? 微妙な“格差”埋める動きも

 微妙じゃないかも。

****
 1~3月に生まれる、いわゆる「早生まれ」。年を取れば取るほど、同級生より“ちょっと若い”のが自慢の種にもなるが、幼少期においては体格・体力や学力などにおける同学年児との差が指摘されている。そんななか最近、その“へだたり”を埋める取り組みが地味ながら動き出している。(森浩)

≪J1で驚きの差≫
 「こんなに差が出ているとは」-。“格差”に着目したのがJリーグ。
 トップリーグであるJ1に所属する選手たちの数を誕生月別に調べたところ、トップが4月で73人、次が5月で64人と、生まれが4月に近いほど数が多いという傾向が現れた。
 逆に最も少ないのは2月(24人)で、4月と比較すると、3倍以上の差。「同学年が一緒になって運動すると、早生まれの子供は4月生まれと比べ、体格面でどうしても劣る。すると、『自分は運動ができない』という意識が根付いてしまい、運動から離れるのではないか」と、Jリーグ技術・アカデミー部のマネージャーを務める山下則之さんは分析する。
****

 これって昔から言われている事ですが、今更ながら研究、分析されているんですね。みんな、なんとなく知ってはいても、数字として現れたのはあまり例が無かったのかな。

 それにしても、実際の数字とそのグラフを見てみると一目瞭然で、4、5月生まれはやはり有利なんですねぇ。私は11月生まれですが、不利気味だったかもしれません(言い訳)。
 これが体力の話だけではなく、学歴にも歴然と影響を与えているというのも興味深いですね。面白がってはいられない事なのですが。

 小さい頃に刷り込まれた「バカの壁」は、意識的に防御、対処しなければならないということですかね。結局人間は「ほめられて伸びる」という事が大事で、「叩いて伸ばす」というのは大人や教育者側の感情論でしかないのではないか、とも受け取れるのですが果たして。
 子育て上の参考にしなければな、と思った次第。

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November 08, 2006

ほっぺたをつねる

 最近、遼太郎が「ばか」と言ったらホッペタをつねる様にしている。そして叱ったり、諭したりする。
 また、癇癪を起こしたりして何かモノを投げることもたまにある。そんな時も、ホッペタをつねるのだ。

 遼太郎は気に入らない事があると、モノを投げる。昔ほど、例えば晩御飯中の皿をひっくり返したり、コップの水をこぼしたり、ということはなくなってきたが、それでもスプーンをカラーンと床下に落としたり、積み木を投げたり、ということは多い。
 モノを投げるという行為は、結構反射的な行為の様でもある。投げた後に、こちらを覗き見るように目線が合うことがある。当然、容赦せずホッペタをつねるのだが、これを予想しているかのようである。

 私がホッペタをつねると、遼太郎は泣く。そのまま、私は諭す。すると最近、「わかりました」とか「ごめんなさい」とか言うようになってきた。さすがに母親に逃げよう、助けを求めようとするのだが、その際にはカミさんも一緒になって諭す。もう少しで、叱られている理由を理解しそうな雰囲気になってきた。

 泣きながら「ごめんなさい」。これがすごくかわいい。
 故郷の我が父を想う。父も、私をこうやって育てたのだろうか。
 しかし、この遼太郎の素直さ、かわいらしさには勝てないだろう。オヤジも苦労したろうな、かわいそうに!

 …そこまで考えて、何か間違っている事に気づいたのだが、既に過去の話である。多分。

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November 05, 2006

サウンドロップ

 バンダイのガチャポンに、サウンドロップというものがある。扁平な玉子型のキーホルダーの真ん中にボタンがあり、それを押すと音声が出るだけのおもちゃである。

 これの、ガンダムシリーズがある。
 ボタンを押すと、アムロやシャア、ブライトやギレンの名ゼリフが飛び出す。また、ホワイトベースの警戒音やビームライフルの音などのパターンもある。

 これに、遼太郎が好反応を示した。キャラクターのセリフをオウム返しでしゃべる。意味がわかっている訳ではないが、大のお気に入りのオモチャになってしまった。

 シャア「認めたくないものだな」
 遼太郎「みとめたくないものだな」

 ブライト「なにやってんの!」
 遼太郎「なにやってんの!」

 ギレン「ジーク・ジオン!」
 遼太郎「ジーク・ジオン!」

 アムロ「行きまーす!」
 遼太郎「行ってきまーす!」

 かわいいと思うのは親だけですかそうですか。

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October 27, 2006

ボウケンジャー本 ふたたび

 遼太郎はかなり色んなことを覚えている。
 家の近所の本屋の近くを通りがかったとき、私の手を引いて本屋に連れて行こうとしている。以前、大騒ぎしたあの本屋である。
 「ボウケンジャがいいー」
 最初は通り過ぎようとした。するとまた、駄々をこね始める遼太郎。
 まぁ、いいか。今日は買ってやろうか。そんな気になる。

 本屋に向かうとニコニコの遼太郎。色んな子供向け本(厚紙でフルカラー印刷されているアレ)を物色し始める。
 …悩んでいる。ひたすら、悩んでいる。
 「これにする?」と私が手にとって前に出してやると、「それちがう」と拒否。何度やっても拒否。
 やがて、「これがいい」と手に取ったのはボウケンジャーの本ではなく、マジレンジャーの本であった。「これがいいの?」と聞くと、ウン、と言いながらもまた本を物色し始めた。マジレンジャーを戻し、結局ボウケンジャーを手にする。
 もういいだろう、となごりを惜しむ遼太郎の手を引き、レジでお金を払い、本屋を後にした。本はコンビニ袋のような袋に入れられていた。

 ところが、暫く歩いて遼太郎は袋の中の本を確認すると…。

 「これ違う」

 と、本屋に戻ろうとするのだ。
 おいおいおい。

 結局本屋まで戻り、また物色を始め、また本を選んだ。
 どうしようかと悩んだが、最初の本は返品をせず、その本も買った。

 早く帰宅して、トイレに駆け込みたかったからだった。

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October 22, 2006

NATTO

 遼太郎は納豆が大好きである。
 お腹が空くと、いつも「納豆、たべる」とせがむ。まぁ体に悪いものでなし、素直に食べさせている。
 ところが、納豆をご飯にかけてやるだけではやや問題が発生する。納豆ばかり食べて、ご飯を食べないのだ。そこで、ご飯に納豆をかける際には納豆を混ぜ込み、渡してやる。すると全部食べ、おかわりをせがむ。
 ところが、この頃には周囲が結構ベトついている。ぽろぽろ周囲に納豆ご飯を落としているのだ。
 納豆ご飯が転がっているのはテーブルの上のみならず、床にも転がり、着ている服にもくっつき、そして手にも場合によってはくっついている。
 ネバネバが手につくと、妙に嫌がり、「とって」とせがむ。喰え、そのまま。

 最近は、納豆ご飯よりもゆかりごはんが好きになってきたらしい。私はシソがダメなのだが遼太郎はおかまいなしである。いいことだと思っている。

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October 21, 2006

やわらか戦車大活躍

 やらわかせんしゃがい~い」

 最近の遼太郎のセリフである。漸く、やわらか戦車に染まってきた。
 「やわらか」ではなく「やらわか」というところがかわいいと思いませんか。思いますか、そうでしょ、そうですよねやっぱり。

 で。
 最近、これを交換条件にすると素直になる事を発見した。

 「やわらか戦車みせてあげるからオフロ入ろう!」
 「やわらか戦車みせてあげるからジュース我慢しよう!」
 「やわらか戦車みせてあげるからテレビはお父さんの順番!」
 「やわらか…以下略」

 てな案配である。
 効果てきめんである。

 交換条件が果たして良い方法なのかどうか、は置くが、まぁ、助かっている。

 Tシャツ買ったら結構気に入ってくれた。大事にしよう。

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October 11, 2006

カロチン血症

 ベランダに裸足で出た遼太郎。真っ黒になった足の裏を拭いていて気がついた。妙に黄色い。
 そう思って改めてみると、やはり異様に黄色い。足全体、と言うよりは足の裏に集中して黄色い感じである。手のひらはどうか、と思うと、やはり、足の裏ほどではないにせよ、やや黄色い感がある。少なくとも、周囲に比べはっきりと黄色いと感じる。
 まさか黄疸か…。ここのところ、風邪っぽく微熱のある日もあったが、よもや。
 目を確認するが、そうでもない。顔や体全体を見回してみるが、やはりそんなに黄色いとは感じなかった。黄疸ではないのか。まぁ、所詮シロートの看立てなぞアテにはならないしなぁ…。

 ネットで調べてみた。

 世の中には、カロチン血症なるものがあるらしい。該当するのはほぼ間違い無さそうであった。

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 カロチノイドとは、ニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜やミカンなどの果物に含まれる色素成分の総称で600種類以上あり、抗酸化作用があるといわれています。代表的なものにβーカロチン・ルテイン・リコピンがあります。
 カロチノイドは過剰に摂取しても毒性は生じませんが、皮膚が黄色になることがあるのです。過剰に摂取した場合、手のひらや足の裏が黄色くなりやすいのです。なりやすい体質があるようです
****

 遼太郎、ニンジンジュースが大好きなのであった。
 それも毎日、必ず飲みたがる。機嫌が悪くなると「ニンジンジュースのみたい」と求め、単純に喉が渇いても求め、そして夕食時にも必ず求めるのであった。ほとんど、過剰摂取と言って言いすぎではないのだ。
 体に悪いものではないだろう、と許容していたが、まぁ…結局いいのかなぁ?ちょっと偏っているのが気になるところではあるのだが。

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September 27, 2006

負けられない戦いが、そこにはある

 最近、遼太郎はダダのコネ方に肝が据わってきたきらいがある。
 先日の事だ。近所の大型スーパーで家族で買い物をしていた時、遼太郎が「こっちがいい」と手を引っ張った。最近どういう理由かわからないが、きままにあちこちに手を引っ張るようになっている。この時もそうだった。
 散歩じゃあるまいし、順路に逆らって適当にウロつく訳にもいかない。遼をたしなめ、前へ進もうとしたが、遼太郎は動かない。そして、その場にムクれて座り込んだ。
 こういう場合、無視して先に進むと、遼太郎は焦って追いかけてくることが、今までの常だった。ところが、今回は事情が違っていた。そのまま動こうとしないのだ。

 角を曲がるところで、チラリと遼太郎を見た。遼太郎は大勢の買い物客の中、一人座り込んでいる。こちらを見ようともしない。
 仕方無しに、戻って抱き上げた。すると

 うぎゃぁぁぁぁぁ。

と、この世の終りを告げるかのように泣き叫ぶのであった。注目の的である。俺は誘拐犯か。

 そんなこんなを繰り返し、買い物を終えるのである。一苦労、と言うには足りないほど疲れる。

 機嫌がいいときは、いい。ワガママも言わない。だが、最近機嫌が悪い時が増えてきた。かつ叫び、かつ寝転びて、久しく大人しかるためしなし、である。ためしなし、と言うのは言いすぎかもしれないが(笑)。

 今、親子の格闘に負けている気分である。勝ち方が、難しい。

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September 18, 2006

お食い初め

 隼之介のお食い初めを行った。
 豪華な料理を用意しようってんで買い出しに出発。行きしなに観音崎で石を拾い、そのまま三浦の魚屋に直行した。
 用意した品々は以下。

 活マダイ、活イセエビ、ウニ、大トロ…。

 目も眩まんばかりの品々。正月以上である。当然、隼之介のために用意したものだ。大人の胃袋に納まること必定ではあったが。
 気のせいかプリン体の多いものばかりの様な気がするが、まぁそれは置くとして。

 遼太郎がトロを指差す。これがいい

 「それ、大人のカライカライよ」
 先日は少しワサビをつけて食べさせた。二度と欲しいと言わないと思ったのだが…。
 それでも、1キロをやや超えるマダイを三人でペロリ。遼太郎も随分食べるようになった。

 男三人。将来、高校生にでもなる頃にはスゴそうだ。食費を稼がねばならない…(学費もね)。

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August 25, 2006

意地悪な父親

 遼太郎と二人で近所のコンビニによった帰りがけの事。
 遼は、私の3mほど後ろをついてきていた。キョロキョロと周囲を絶えず見回している。世界に対する興味深深である。
 私は角を曲がった。角を曲がる際に振り返って遼を見た。目線があった。大丈夫、ついてくる。

 ここで私は意地悪を行った。

 その角はビルが立っており、一階は駐車場。物陰に隠れる事が出来た。
 私はスっと入り込んで隠れた。

 遼がやってきた。

 「あれ?おとうさんは?」呟きながら、周囲を見回している。
 こちらの方も向きそうだ。私はサっと身を隠す。
 すぐに顔を出す。遼はまた、別の方を向き、私を探している。
 「おとうさんがいな~い」
 やや泣き声になってきた。
 私は物陰から出て、遼の前に姿を現した。私を見つける遼太郎。
 「おとうさん、いた」
 嬉しそうにニコニコ笑って抱きついてきた。

 もうね。かわいいなんてもんじゃありません。

 スマン遼太郎。俺が悪かった。意地悪な父を許せ。自動販売機で「ピ」させてやるぞ(ジュースを買うの意)。

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August 18, 2006

ダダ

 ウルトラマンの怪獣の事ではない。
 つまんないですかそうですか。

 先日、遼太郎を連れて町を歩いていた時のことだ。
 小さな本屋の前で、遼は立ち止まり、目を輝かせた。彼は、店先に出ている金属フレームの回転本棚の表紙に、ボウケンジャーがポーズをキメているのを発見したのだった。

 「ボウケンジャー!」と叫ぶ遼太郎。

 ダメだよ、と私は買い与える事をしなかった。いつもアタリマエと思われては困る。…そこから戦いがはじまった。

 遼は「ボウケンジャー、ボウケンジャー」と、本を指差した。一応感心な事に、店のものを勝手に取って来る事はない。お金を払って"買う"までは自分のものにはならない、ということは理解しているのだ。

 さて、感心している場合ではない。

手を引いてその場を過ぎようとするのだが、遼も踏ん張る。過去に腕の関節を抜いているので、あまり強く引けない。手を放す。するとその場に座り込んで「ボウケンジャー、ボウケンジャー」と泣きはじめた。立たせようとしても、座り込んで泣く事をやめない。

 買うことは容易い。しかし今回は買わない、と決めた。
 私は泣き叫ぶ遼をその場に置き、歩き始めた。そのうち諦めてついて来るはずだ。10メートルほど離れて振り返る。遼は立ち上がり、膝をバネのように上下させながらワンワン泣いている。指先はボウケンジャーを差している。心が疼く。
 遼、と呼ぶが来ない。私は更に10メートル歩いた。
 さすがに置いていかれる恐怖には勝てない。ダーっとこちらへ走ってきた。そして本屋へ戻そうと私の手を引っぱるのであった。
 ダメだよ。と私は遼の手を引っ張る。 繰り返し(^_^;)。

 更に私は10メートル歩いた。そこは交差点であり、私は角を右に折れて歩いた。
 ワーっと遼が追いかけてくる。そして本屋へ戻そうと私の手を引っ張るのであった。 繰り返し(笑)。更に加えてその場に寝転んで泣いてみたり。

 どんどん店を離れていく私。最後には遼を抱きかかえ、強制的に帰宅したのであった。

 買う事は容易い。買ってもいい。しかし、それが当たり前ではない、と思って欲しい。それがいつ解かるだろうか。自らの歴史を振り返ると、この先の戦いはかなり長そうである事を理解せざるを得ない。俺の血だしなぁ…。

 会社帰りに本屋によると、ボウケンジャーの絵本が目に入る事がある。買ってやりたい、と思う誘惑に駆られながら、悩ましく自分の本だけ買っている我慢の無い父親であった。

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August 09, 2006

入院

 先日、隼之介が入院してしまった。39度の発熱があり、カミさんが医者へ直行。そのまま入院と相成った。
 髄液まで採取しての検査となったが、結果から言えば単なる風邪の疑いが強い、とのこと。ただ、生まれて2ヶ月でここまでの発熱は、他に問題があった場合に影響が大きいとのことで、慎重を喫する事になり、4,5日の入院となったのであった。育児書を見ても、この頃はまだ親の免疫のお陰で風邪をひかないとなっており嫌でも重病を疑ったが、医者に言わせるとそれでも風邪を引くことも無いわけではない、との事である。安心していいのか、してはいけないのか…。
 早く無事に帰ってきて欲しい。

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August 06, 2006

横須賀花火大会にて

 どんどんぱんぱんどんぱんぱん。
 昨夜、横須賀の空には花火が乱れ咲いたのでした。
 うみかぜ公園は横須賀花火大会のメイン会場。目の前の台船から打ち上げられる花火は迫力満点。音と光と衝撃波が観客を楽しませます。
 さて、お母さんのお腹の中に居るときから毎年見に来ているはずの遼太郎君。今回は衝撃波にビビリ、泣いてしまいました。会場では他にも子供の泣き叫ぶ声が聞こえておりました。
 上がる花火。大きな音。わぁ~っという歓声。そして泣き声。

 夏のひとコマ。

 来年はビビらないように出来るかな?

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July 30, 2006

マジレンジャー ショー

 本日は油壺マリンパークへごーごー。目的は釣り師として魚の生態を確認に…ではなく、マジレンジャーショーであった。
 今月はじめ、カミさんが油壺マリンパークのチラシを入手。そこにはドルフィン・ホラーショーが大きく紹介されていたが、その下の方に魔法戦隊マジレンジャーショーのCMが載っていた。その日から連日連夜、「マジレンジャー見に行く!」と連呼されており、本日は意気揚々と朝から出かけたのでありました(カミさんと隼はお留守番)。
 現地着は9時過ぎ。ショーは11時から。ところが既にショーのファンと思しき人々が場所取りを始めている雰囲気。入園するなり走り出すお父さんもいる始末。競争社会は休日も生きているのでありました。
 あまり場所取りの意識が無かった私。とりあえずこの景色を見て、売店でレジャーシートを200円で購入(カミさんには高い!となじられたけど安いよなぁ?)。正面の前から3列目を確保。しかし炎天下なので一時場所を離れ、イルカをみたりサメを見たりとテキトーに時間を潰しながら11時待ち。周囲には同じような家族連れが多く取り巻いており、11時近くになると会場は人で溢れかえっていた。
 最前列は大きなお兄さんが三脚を立ててビデオを設置していた。それも2人。別にかまやしないけど、4人掛けのベンチを1人で占有するのは如何かと。後からどこかのお母さんがそのベンチに女の子を座らせていた。当然…それもどうかと(笑)。

 ショーの詳細は省く(^_^;)。遼太郎は熱心に見ておりました。途中で飽きたらどうしようかと思ってたけど、やはりナマの迫力?を感じていたらしい。ショーの後に握手会もあってニコニコしておりました。よかったね。

 しかし着ぐるみの人は大変だねぇ…今更わかってる事とは言え、目の前で見ると尚思いましたとさ。帰宅後のビールが美味かった。最近これ多いな。

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July 29, 2006

お宮参り

 本日は隼之介のお宮参り。
 滞りなく儀式は進む。ところが、祝詞をあげてもらって神社を出たら、雨が降っていた。にわか雨であった。
 その後写真撮影。隼之介は多少グズったがこれは予定の内。兄、遼太郎がジッとできない。写真撮影でキチっと立っていなければならない理由がわからない。そりゃそうかも。
 漸く写真を撮り終え、帰宅。ビールが美味かった。疲れた。

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July 26, 2006

寝言

 遼は寝言を言う。

 「おかあしゃん!」
 「にんじんジュース!」
 「ボウケンジャー見る!」
 「○○食べる!」
 「いやだー!」
 「りょうちゃんの!」(所有権主張)

 上記は本当に寝ているときに発せられる言葉たちである。
 寝言を癖、という人が居るが、明らかに遺伝である。恐らく容易なことで治るとは思えない。
 別に、困ることも無い。今はかわいい。ただ、遼がいつか将来、友人や彼女などに驚かれ、からかわれる事は想像に難くない。

 対策を模索してみるかな。

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July 18, 2006

ウルトラマンの活躍はいつ

 ウルトラマンのDVDの到着は18日以降かと思われたが、17日午前中には到着した。
 ぴかぴかの「ウルトラマン コレクターズBOX」と、「帰ってきたウルトラマン コレクターズBOX」(実は一緒に注文していた)を並べ悦に入り、早速ウルトラマンを開封する。
 遼、ウルトラマンだぞ。楽しいぞ、一緒に見るぞ。そう言いながら再生開始。オープニングがスタートする。
 遼は興味津々見ていたが、第二話の途中から飽きてきたらしい。
 「もういっかい、ウルトラマン、もういっかい、ウルトラマン」とせがみだした。今見ているのはウルトラマンだっちゅーの!…とは言ってみたものの、要するに遼はウルトラマンのオープニングが見たいのであって、中身はどうでもいいのだった。
 その後、何度オープニングを繰り返し再生したことか。だんだん覚えてきたとみえて歌い始めた。

 ウールートーラーマーン!

 外は平成でも、ウチの中は昭和。これで遼も20世紀少年の仲間入りです。

 ウールートーラーマーン!

 …一緒に"物語"を見れる日はいつの日か…。

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July 17, 2006

助けてウルトラマーン!

 近頃、遼は轟轟戦隊ボウケンジャーが大好きである。
 録画した放送を繰り返し見ている。それこそ、繰り返し繰り返し、繰り返し繰り返し見ている。1時間に4回は見て、2時間に8回は見ている(最後まで見ないでまた最初から繰り返すのだった)。これを連日繰り返す。最早何度見てるかわからない。ハードディスク大丈夫かと心配になる。
 いやもう、こっちは飽き飽きしてるんですけど。遼本人はストーリーを理解してないので何度でも繰り返し見ていて飽きないらしい。カミさんは(ストーリーを)最初から見たいなぁ、なんて言っている。

 さて、私はどちらかと言うと戦隊モノより仮面ライダーが好きで、仮面ライダーよりウルトラマンが好きである。見飽きたボウケンジャーよりも、一緒にウルトラマンで盛り上がりたいと思う。そして親と子、いや、男と男として、ウルトラマンを熱く語り合いたいと思っても不思議ではない。
 ところでウルトラマンと言えば、私は初代マンや新マン、セブンあたりが好きである。最近のものは見ていない。先の作品群は古いがしかし、遼に見せても、まだその古臭さが理解できようはずはない。…即ち初代マンを見せても、これは新しい番組なんだと思っても不思議ではないのだ。

 …気がつけば、Amazonを覗いている自分が居た。
 なになに?「ウルトラマン コレクターズBOX」か。うーんやっぱり高いなぁ、どうするかなぁ。「2点在庫あり。ご注文はお早めに」か。ポチ。恐ろしい便利な世の中になったもんだ。

 …その後当然ながら、在庫は1点になっていた。あと1点だそうですよ。ほらほらほら!

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July 06, 2006

ちんちんがいたい

 昨日、遼太郎が「ちんちんがいたい」と訴えたらしい。
 帰宅すると、既に救急病院から帰ってきた後であった。既にまどろんでいた。
 医者は、「特に何も無いようだ」との診たてだったそうだ。先っぽが赤くなっているということも無かったらしい。気分で訴えたのか、何か違和感があったのか、わからない。細かい話など、まだ聞けようはずもない。
 まぁ念のために水分を多く与えておけ、との事。寝際にも水分を取らせていた。

 …はじめて痛いと訴えた場所が…ちんちんか…。ま、大事なところですからね!

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June 19, 2006

二男の名前

 決まりました。本日、漸く出生届けを出しました。

 隼之介(しゅんのすけ)

 です。

 まぁ、いろいろ悩みましたがこれで決まり。
 今は雛としてピーチクパーチク。いつかはばたいて行く日が、あるのだろうけど想像もつきませぬ。

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June 14, 2006

お片づけ

 カミさんと二男が、明日、明後日にも退院してくる事になる模様。
 部屋の片づけを行い、ベビーベッドが入る場所を確保した。見違えた我が家…。

 …本日は疲れたのでここまで(眠い)。

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June 10, 2006

おしゃぶり取れた?

 遼太郎のおしゃぶりが取れかかっている。
 カミさんが二男出産のために入院して4日が経過した。初日、寝ぎわにおしゃぶりを使用したが、その後一切触らせていない。また二日目の夜こそおしゃぶりを要求したものの使用させなかった。三日目以降は要求が無くなった。
 理由は、よくわからないが、おばあちゃん(母)が寝かしつける際の巧みな誘導というのもあるのかもしれない。また、何よりここ最近は、遼太郎が日中に昼寝もせず走り回り、疲れ切ってバタンキュー、というパターンになっているせいかもしれない。いずれにしても暫く経過を観察する必要があるが、これでおしゃぶりが取れれば喜ばしい事である。
 それにつけても、遼太郎は一気におばあちゃん子になった。私よりおばあちゃんが大好きである。まぁ楽なのでそれはそれでいい事なんですがね。

 …。

 なんか寂しいぞ。

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June 09, 2006

じゅげむ

 名前を考えている。
 長男が遼太郎であるために、バランスの取れた名前にしたい、という思いがある。一文字の名前では長男、二男でのバランスに欠く。また当然、"○太郎"という名前は使えない。これが結構、足かせとなっている。
 名前本や人名事典を読んでいるが、今のところ参考になっていない。また、画数はあまり気にしていない。勿論意味は考えているが、自分の中では語感重視と言える。音の響きは大事であろうと思う。しかしながら最終的に何を重視し、何を根拠に名付けるのか、今のところ五里霧中である。明確な指標が無い状態で、悩みながら歩いている気分である。

 名前は、一生ものである。いい名前が思い浮かばなければならない、という強迫観念にも似た義務感を感じる。しかし最後は、やや思い切りが必要である様に思う。

 まだ時間がある。もう少し、悩んでみようと思う。

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June 08, 2006

吾輩は二男坊である 名前はまだない

 6月6日のこと。
 夜22時頃、帰宅するとカミさんが「お腹が張る。痛い」と言い、横になっていた。
 15分ほどの間隔で痛みとやわみを繰り返していると言う。陣痛にしてはイキナリすぎるし、始まった当初の痛みの間隔も短すぎるような気がしたが、病院が近く、九州から応援に駆けつけていた母のアドバイスもあり、二人で病院へ向かうことにした。
 外来ではなく入院病棟での診療となった。隣室からは"もう生まれる~!"と言わんばかりのイキみ声が聞こえてくる。微妙な気分でカミさんはベッドに横たわり、看護婦と会話しながら医者を待った。この日はカミさんの担当医が宿直に当たっているとのこと。やがて医者がやってきた。
 医者はお腹の張りを確かめ、こう言った。

 「今から出しちゃいましょうか(帝王切開)」

 えーと。予定日は19日だったような気がするんですが。
 その時点で夜23時。あわただしく手術の準備が始まり、期待と不安の中カミさんは「こわいよー」とのたまっている。まぁ、二度目なのでそこは前回に比べれば余裕を感じなくもなかったけど。
 23時半。手術室へ入室。義妹も駆けつけ、二人で待つこととなった。
 深夜の病院。暗い廊下。遠くから聞こえる機械の音。妙な空気の中じっと待ちつづけた。
 やがて日付が変わり、6月7日となった。2006年6月6日という日に生まれるのか…と思っていたがそうはならなかったようだ。1000年に一度のチャンスであったかもしれないが、回避できたという気もした。
 0時半前に赤ちゃんの声が聞こえた。実際にはもっと早く生まれていたらしい。6月7日、0:03出産だったとのこと。男の子。3065グラム。予定より早くなったが、母子ともに健康である。

 二男よ、これからの人生、よろしくな!名前は今考え中だ!

 それからカミさんへ。お疲れ様でした。これからもがんばろう!

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June 06, 2006

夕暮れの道にて

 ある日、遼太郎と三輪車デートを行っていた。いつもと違うコースで、夕方、薄暗くなって来ており、帰路を急いでいた。
 車どおりの少ない道を選んで歩いていたのだが、車道の真ん中に行こうとする遼太郎。それに対し注意を促すと、遼太郎はおとなしく道路の隅へ三輪車を寄せたはいいが、そのままピタリと三輪車を止めてしまった。
 どうした遼太郎…と見ると、何か辛そうな顔をしている。ンコでも踏ん張っているのかと思いきや、どうも夕闇の不安感を幼心に感じているらしい。薄暗く知らない道を進んでいるせいで不安にかられたようだった。
 「疲れたの?」…ウン、と頷く遼太郎。
 「三輪車乗りたくないの?」…ウン、と頷く遼太郎。そしてそのまま三輪車を降りてしまったのだ。
 「三輪車は?」
 「三輪車いらない」と言いながら、遼太郎は三輪車を突き飛ばすように道路の端へ押しやった。いつぞや、上州屋店内に入る際に三輪車を降りたがらない雰囲気とは全く違っている。そして「ダッコ」と、こちらへ向けて両腕を上げるのだった。
 さてどうするか…。

 とりあえずその場は抱きかかえることにした。右手に子供を抱え、左手に三輪車を引きずり、暫く歩く。するといつもの三輪車デートコースにたどりついた。微妙に表情が変わる遼太郎。2歳半ともなれば、結構道を覚えている。
 それでも暫くは三輪車に乗ろうとしなかった。「三輪車をこのまま置いて帰ったらカワイソウだろう」、と促し、三輪車に跨らせた。疲れているという感じではない。知っている道に入り、元気に地面を蹴り始めた。

 やがて上州屋の前を通りがかる…と、また三輪車を降りる遼太郎。これの意味が違うことはお互い判っていた。
 上州屋の駐車場の一角に自動販売機が置かれているが、これの"りんごジュース"が彼のお気に入りである。と言うより、三輪車デートの際にここを通りがかると、三輪車を降り、「ピッする」(自動販売機のボタンを押す>ジュースを買う)と言うようになってしまった。一度目は何気に買ってやろうか、という思いだったのだが、二度目は味をしめた遼太郎が言い出した。そしてこれが三度目であった。
 ジュースを毎度の様に買うのも如何なものか、と思わないでもないが、薄暗い中、不安感に襲われた遼太郎を慰めるのに悪いアイテムではない、と思い自販機に120円を投入する。ボタンを押す事は相変わらず大好きで、その権利を彼から奪ったが最後、暫く機嫌を損ねてしまう。遼太郎を抱きかかえ、自販機のボタンを押させる…。
 ガコッ。下からりんごジュースを取り出すと、二人で代わる代わるそれを飲んだ。二人で何かを共有する、という感覚が楽しい。遼太郎はそれを感じているのだろうか。
 あと20年もしないうちに、酒を酌み交わす事になるのだろうか、なんて思いながら、りんごジュースを頬張る姿を携帯の写真に収めるワタシであった。

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May 30, 2006

三輪車デート

 最近、遼太郎はやたらに三輪車に乗りたがるようになった。以前、趣味に固執する父親とは違ってあまりそういうものに固執しない、というような事を書いたがそうでもなくなってきた。さすが血か、などと思ってしまう。
 さて、先日夕方から二人で三輪車お散歩に出かけてみた。たまに三輪車に乗せて散歩をするとすこぶる機嫌がよく、その笑顔見たさに三輪車デートとシャレこむのであった。
 カミさんとも、このデートを平日に行っているようで、だいたいコースが決まっている。遼太郎は率先してそのコースをたどり、家を出て右回りに歩道を進んでいく。反対方向に行こうとすれば「こっちがいい」と妥協の無い声で抵抗を示すのだった。
 ウチの裏は国道16号線なので二回も曲がるとその歩道に出る。車の往来激しい通りであるため、親がついていないと危険極まりない。信号のルールや道路の危険性は教えているつもりだが、2歳半現在、今のところどこまで理解できているか疑問である。もとより、やがて理解できたとしても子供は危険に対する集中力が途切れやすい。交通量少ない場所が羨ましくもあるが、だからと言って今の日本、頻度は低かろうとも田舎道だって危険でないわけは無いのだが。
 遼太郎とそのまま上州屋まで歩く(笑)。最近土日が仕事でずっとつぶれているため、久しぶりの釣具屋だった。遼太郎に三輪車を降りるように即したが嫌がる。店長が笑いながら「そのまま入っていいよ」とのオコトバ。店内暴走族と化す。
 店を出ると既に薄暗く、肌寒い。横須賀中央消防署の前を歩く。「はしごーしゃ!きゅうきゅうしゃ!」相変わらず緊急車両が大好きである。消防署の前は広くなだらかなスロープになっている。「"シュー"する」とのたまう遼太郎。"シュー"とは三輪車で下り坂を下る事を言う。
 微妙な坂をシューっと三輪車で下ってくる遼太郎。それを受け止めてやる。「もういっかい」とキリがない。何度か繰り返して帰宅する。これを一人で行うと車道へ一直線の危険性が。勝手にやらせる事はありえない。
 いつも親と一緒でしか遊べない、という環境はどうなんだろう、と考える。自分は3歳くらいから自由に遊んでいたように思う。田舎ならでは、だったわけだし、当時の住宅事情と今の環境ではかけ離れすぎているとも言えるのだが。
 籠の鳥にするつもりは無いが、危険を侮る訳にもいかない。悩ましい日々…。

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May 26, 2006

とびひ

 遼太郎がとびひになった。口の周りが赤くただれていたのだが、これがとびひになってしまったのだった。体のところどころに炎症が出ている。
 職場周りでその話をしたら、「とびひってなに?」と、誰もとびひを知らない。子供を持つ親たちは知っているのだが、独身者は誰も知らなかった。私の周囲では100%だった。私の場合、子供の頃に自分がなったので知っていたのだが。
 あまりメジャーじゃないんですかね、とびひって。そんなことないと思ってたけど。誰でもなるもんじゃないのかなぁ?

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