人生いろいろ
昔、職場で一緒だった女の子(以降Aさん)が結婚すると連絡があった。二次会に呼ばれたが、残念ながら都合がつかず、欠席の連絡を入れた。
Aさんと一緒に働いていた頃、彼女はB君と付き合っていた。B君とは職場恋愛だった。つまり、B君と私もまた同僚だった。しかしAさんが結婚する相手は、B君ではない。まぁ、そりゃそんなこともあるだろうが、ある思い出が浮かんでくる。
金曜の夜だった。当時、チームの宴会があり、終電を逃して飲んでいた。そこには、AさんもB君も出席していた。
解散後、私は都内のアパートに住んでいるB君の家に泊めてもらう事になった。Aさんはその時その場で別れ、自宅へ帰ったはずだった。
ところが、B君宅でまったりしていたところにAさんが現れた。約束などしていなかったが、足が向いたんだそうだ。
私は、そんならその辺で何とかするよ、とアパートを出ようとしたが、二人は私を引き留めた。結局、その日は三人で一夜を過ごす事になった。
一夜を過ごすと言っても、そこはワンルームの独身男性のアパートである。大きくも無いベッドがひとつあるだけだ。床はカーペット。もともと彼がベッド、私が床でタオルケットだけもらう、という予定だったのだが、彼ら二人がベッドで寝て、私が床で寝る、という事になった。
妙な事になった。
同じ部屋の中、隣には一組の男女が一つのベッドに入っている。私は、床で寂しく(笑)寝ている。当然色っぽい声など聞こえてはこないのだが、これが果たして、朝までの時間を指折り数える気分であった。
眠れたかどうか、という感じで朝を迎えた。僅かな時間、寝たような気もしたがあまり覚えていない。早々に帰って、寝なおした。
AさんもB君も、今は一緒に働いてはいない。しかし稀に、飲むことがある。当時の話は出てこない。Aさんの結婚後、どうなるかな、と思ってみたりする。
以降余談。
私は当時、既に結婚していた。が、当時ここにC君という別の独身男が存在した。彼も同僚であった。
彼は、Aさんの事が好きだった。そしてAさんとB君が付き合っている事も知っていた。
別の日、C君は私と同じシチュエーションを味わったそうだ。合掌。
























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