夢のような時間
先日、遼太郎の保育園で知り合った家族が遊びに来た。子供同士はつまり友達、である。幼馴染みになるのかは今からの人生で決まる訳だが。
二家族で土曜の夕食を共にした。酒を勧め、大いに飲んだ。
先方は、あまり遅くならないうちに帰ると言っていたのだが、ご主人が酒につぶれ、奥さんも酒につぶれてしまった。そ、そんなに飲ませたかなぁ?確かにどんどん勧めてしまったのだが。場が楽しく、お互いにやや調子に乗ってしまったのは事実かもしれない。まぁ、たまにはそんな事もあるさ。泊まってもかまわないよ、などと言った様な記憶もある。
お二人とも折り重なるように寝込んでしまった。とりあえず起こそうとしたのだが、グッスリである。とりあえず毛布をかけたりする。絨毯敷いといて良かった。
喜んで遊んでいるのは子供達である。先方のお子様とウチのお子様と二人、まぁドタバタドタバタいつまでも遊んでいる。やがて部屋を暗くして布団を並べたが、二人とも興奮してなかなか寝付かなかったようだ。子供のころを思い出す。友達とはじめて夜通し一緒にいるだけで楽しいものである。よかったね、てなもんであった。
ところが。
夜中。丑三つ時、という頃であろうか。
ご夫婦が目を覚ました。翌日のご予定もあったようだ。カエル、と言い出した。
まぁ、それはいい。タクシーを呼んで、寝入っている子供を背負ってご帰宅された。やや気まずそうであったが(さもあろう)、気にすることはない。こちらも飲ませすぎだし、大いに楽しかったのは事実。またやりましょうね、とにこやかに別れた。
翌朝。
「○○ちゃんは?」と遼太郎が泣き出した。
昨夜の楽しかった時間が朝も継続するはずだったのだが、夢のように消えてなくなってしまったのだ。暫く母の胸で泣いていた。先方も同じだったろう。
まぁ、しゃーない。そんなこともあるさ。
























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